「未来おつかれ」


家に向かって歩いてると

はぁくんに声をかけられた。



「あ、おつかれ~」



「生徒会も引退だろ?
頑張ったよな会長・・・」




「ほんと~
最初はただはぁくんを
驚かせようって下心だったのよ。
そしてクラスが一緒になれなかったから
せめて留学から帰ってきた
はぁくんが絶対に生徒会に
くるって信じてたから
ほんと軽い気持ちだったのにね。」


あの頃を思い出すと笑えた。



「はぁくん・・・・
進路決めたの・・・・」




私は立ち止って
薄暗くなった空を見た。



「そっか・・・
それでどこに行く?」



はぁくんも立ち止った。



「私ね 教師になるわ。」



きっとね
翔くんも大賛成だよね。



「K大目指すんだな。」



「ギリギリだからね……
大忙しだよ。」



翔くんを目指して・・・・
いつか母校の教師になりたい。