「お互い違う道を
歩くことになるけど…
頑張ろうな。」



私の目から涙が流れた。



「泣くなよ…」



「うん…だって嬉しくって…
真実だったんだって
言ってくれて嬉しいよ……
すごくすごく嬉しい……」



はぁくんが指で
私の涙を拭きとった。


「今だって…」



「え?何?」



「いや…いんだ…
幸せになるために
お互い努力して生きて行こうな。」



「うん!!
ありがとう!!
はぁくんと話せてよかった。
これでスッキリ…
カギかけた。」


私は同じことを言った
はぁくんの言葉を思い出した。


「大事にカギかけて
しまっておくね……」



はぁくんは微笑んだ。



「じゃあ…俺はちょっと
用事があるから
こっちいくよ。」




「あ、そう。
じゃ またね。」



二人の別れ道だと思った。
私は翔くんの待つところへ


はぁくんは私から遠いところへ


 スタートだね……