樹理の人気が爆発的になって
学校でも
樹理の話を耳にはさんで


俺は心から
応援していたんだ。


そんな樹理から
しょっちゅう電話が来るように
なった。



「もうやだ・・・・。
翔登のとこに
戻りたい・・・って・・・」


勝手すぎんだよ
今さら何いってんだ
俺には今大事な人がいる


樹理に何度も伝えて
電話を切るけど


樹理は明らかに
精神状態が不安定なのは
俺にもわかった。



樹理の家からも
様子を見てきてほしい


そう言われて
俺は未来に嘘をついて


会いに行った・・・・。


そこで会ったのは
苦手な酒におぼれてる
樹理だった………。



樹理は壊れている



俺から見ても
それは確信できた。