その夜 部活の帰り道


樹理が俺の家の前で待っていた。


「どうした?」


「うん…言いたいことがあって」



「篠田さんとは付き合わないよ。」



「うん…そういうと思ってた。」



「なんで?」



「だって翔登は私だけのものだから…」



「おまえ何言ってんの?」



樹理は俺に抱きついた。


「さっきわかったの。
私は翔登が好きで誰にも
渡したくないって……。」



樹理の言葉に
初めて幼なじみの樹理に
異性を感じたんだ……。