私は頭を抱えてる翔くんを
後から抱きしめた。


何も知らないふりをして


「ただいま~」

翔くんは驚いている。
聞かれたのかなって今
きっとパニックになっている。


「すごくいいとこだよ~
後で湖散歩しようね。」

明るく元気に言った。



「あ…そうだな~」

翔くんは安心したように
微笑んだ。



そして周りを確認して
キスをしてくれた。


「誰かに見られるよ……」



「あ…」そう言うと
私をバンガローの中に押し倒して


「ここがあるんだった~」


そう言うと頭がぼーっとなるくらいの
激しいキスをした。

お互い他のことを忘れようと
必死になっている確認のキスの
ような気がした。



  このまま全部奪ってくれたら…


熱いキスを受けながら
そう思った。