バンガローの外に
イスとテーブルをセットして


用意が終わって
二人でそこに座ると
青い湖が見えた。


「あ~~最高!!!」


私が叫ぶと


「ほら~コーンスープ」

そう言って翔くんがマグカップを
二つ置いた。

「ありがと~」



「もう少ししたら焼き肉にするから
俺 準備もあるし
未来少し探検してきたら?」



コーンスープが
胃に落ちて行く。


「手伝うよ~」



「セッティングしたら
呼ぶからさ
野菜とかメシ炊きとか
忙しいぞ~」



「後で一緒にお散歩する
コース探してくるかな~」



私はカメラ片手に
キャンプ場の散策をした。


湖の湖面は静かだった。


向こう側に温泉がある
最後に行ったのは
中学生の時……


ホテルの窓から花火を見ながら
はぁくんとキスをしたんだ……



こんな時にまた
はぁくんのこと考えてる
自分が嫌いだった。


  翔くん…ごめん……