はぁくんと瑠琉のことが
気になりだした。


だって・・・・
あんなはぁくん

きっと何か大変なことが
あったんだって……


生徒会室で後輩たちが
また瑠琉の話をしていた。


「今日さ~スッキリしたよ~」


「あ~聞いた!!
肇くんみんなの前でぶちギレたって?」



「そうなのさ~
もう毎時間終わるたびに
来てたでしょ?
みんなウンザリしてたんだ~ぁ~
翔先生もこの間
『自分のクラスでやることないのか?』
って言ってたんだよ。」



「あれだけ通いづめならね~
瑠琉のクラスなんて
授業の時しかいないから
誰?って感じだもんね~」



「だからウチの
クラスにいるんだもん。
肇くんの隣の席になったら
休み時間 席に座れないんだから~」



瑠琉ってすごいんだ…
でもなんでそれでも
はぁくんは何も言わないのかな…


そんなに好きなのかな~



未来がそんなことしたら
絶対ぶちギレるよ……


「だけどとうとうそれが
みんなの前でさ~~」


私は耳をダンボにした。