最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥

紅葉がし始めた土曜日だった。


テストも終わり一段落

昨日はウキウキして眠れなかった。


温かい格好をして…ジーンズの下に
スパッツをはいて
トレーナーの下は
ママから借りた


温かいババシャツ



「気をつけて行きなさいよ。
バイクだなんて大丈夫?」


「うん~
だって未来がバイク乗ってみたくて」



「ちゃんとつかまってんのよ。」


翔くんは6時に迎えにきた。



翔くんは黒いレザースーツを
着て来てめっちゃカッコよかった。



「カッコいい~」


「寒いからね。温かくしてきたかい?」



「ババシャツとスパッツはいた。」



「バイクってけっこう寒いんだ
この時期はとくに…
イヤだったらいいんだけど…」


そう言って紙袋から
黒いライダースーツを
出してきた。


「よかったら
これ着ないかなって
ホント寒いんだ。
だけど…コレ前の彼女が何度か
着たんだけど
イヤかな…だったらいいんだけど…」

翔くんが言いづらそうに
そう言った。