最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥

カサ…


音がして振り向いた。



私の後にはぁくんが立っていた。


「あ…おかえり…」


めっちゃバツが悪い…
私は慌ててはぁくんの横を
通り過ぎようとした。



「あれって俺の担任?」

棒読みのようにはぁくんが言った。



「あ…見てた?」


「うん…ビックリしたよ。」


「誰にも言わないでね…」


元カレにそんなこと言うなんて
なんだか変だよね……。



「付き合ってたんだ・・・」



「今日からね……」

私ははぁくんの質問が怖くて
玄関に急いだ。


「幸せにしてもらえよ。」


私の背中にその言葉が
ぶつかった。



「そんなことはぁくんに
言われたくないよ……。」



言われたくない……


翔くんが好きだけど
まだここにはぁくんが生きているから


私は胸をおさえた。