最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥

翔くんは深くため息をついた。


「今はそれだけだよ……。」


  私と同じだね…


「私たち大切な人から
置いてけぼりにされたんだね。
あの日……。」



「未来…?」


私は翔くんを抱きしめた。


同じ痛みを持ってるから
きっと私たち

うまくいくよね?



いい匂いがした。


翔くんの手が私の髪の毛を
優しく撫ぜてくれた。


「私を置いてかないよね?」


「うん。」


「一人ぼっちで泣かせない?」


「当たり前だよ。」



「よかった……。」


私は翔くんの胸に頬ずりをした。



「俺はいつも未来のそばにいるよ。」


温かい涙が頬をつたった。


  ばいばい…はぁくん……