最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥

「多分俺も未来も
辛いこと同時期に乗り越えた…
だよね?
俺はあの日未来に
空港であったのは
運命だと思った。」

 乗り越えてる途中・・・・


とは言えなかった。

「翔くんのこと…
空港でもっと先に見つけてた。
屋上のデッキで
悲しそうに飛行機見てた…」



「マジ?うわ~~
最悪じゃん・・・・・」
翔くんはのけぞった。


「悲しそうで声かけたら
ダメかなって思ったから……」



「理由言った方がいいか?」



「え・・・?」
気になっていた。
あのメモのことも……
あんな悲しい顔をした
翔くんを見るのは初めてだった……。


「幼なじみだったんだ
俺のモトカノ……
ずっと一緒だった…それこそ
塚田と未来と一緒かな……
中学も高校も全部一緒……
大学まで一緒……
同じ夢を目指していたんだけど…
去年 一緒に旅行に行った時
渋谷でスカウトされたんだよね。
んで…夢が急に変わっちゃったんだ。
それで俺の腕からも
飛び出して行っちゃったんだ・・・・」



 幼なじみ……


「もう俺らは今年の正月には
別れてたから……
やっと立ち直りかけた時に
未来に出会ったんだ。
空港の時は…
モトカノと久しぶりに会って
いろんな話をして
あいつは夢に向かって
旅立って行った後……で
かなりきつかったんだよね…
未来にあわなきゃ
帰りはきっと泣いてたかもしれない。
未練…ん…
だってさ長いじゃん
あんなに一緒だったのに
簡単なんだなって……
情けなかった……」