翔くんを部屋に案内した。


はぁくんしかいれなかった
私の部屋


「うわ~めっちゃ女の子の部屋~」


翔くんが声をあげた。



「私ねこう見えてピンクが
好きなの。」


ピンクに統一された部屋に
目を丸くしている。



「ここに座っていいか?」
机のイスに腰掛けた。


「緊張しまくってる~」


翔くんが髪の毛をかきむしった。


「好印象だよ~
翔くんは翔くんのままで
それが素敵なんだもん……」


その時だった。


翔くんが私の手をとって



「俺は…ホントは未来が
卒業してから言うのがいいって
ずっと我慢してたんだ。
だけど…さっきも順番間違えて
言ってしまったけど
未来が一番大切な人になってる……。
俺が教職者だから
かたぐるしい思いをさせるけど…
俺のこと…好きになってほしい……」



翔くんの目が私を離さない。



私は恥ずかしくて

「うん…」と言うのが精一杯だった。