「ところでうちの未来とは
どういう・・・?」

ママが切りこんできた。


「あ…今は先生と生徒という
立場で僕も今年教員になったばかりで
こういうことには気をつけないと
いけないんでしょうけど
未来さんの明るさや眩しさで
ずい分学校でも私生活でも
救われています。
今は僕にとって一番大切な女の子です。
未来さんにはまだ
何も話してはいませんが
卒業したらお付き合いして
いただきたいと思ってます。」



「付き合いたいと?」


「あ…まだ本人に承諾は
とってないんです。
先にここで言っちゃって……
順番が違うんですけど……」


翔くんの爽やかさは
パパやママにも好印象だったようだ。



私もここで告白されるとは
思ってなかったから
ちょっと戸惑ってしまった。


秘密の関係を続けてきた
はぁくんとの恋


でも 翔くんは親の前で
私のことを大切な女の子と
堂々と言ってくれた……


うれしかった・・・・。


「縁があれば結婚したい
そう思っています。」


真っ赤になって
翔くんが言ってくれた言葉に


私は安らかで
幸せな気分になっていた……