「だって~~なんかわかんないけど
未来の大事な人になるかも
知れないでしょ?
そういえば結構なイケメンだったし
だよね?爽やかタイプのね?」


「おまえはすぐそうやって
イケメンとか先生とか
そういうものに興奮するよな。」

パパが言い返した。


「イケメンにこしたことないわ~
だってママ…パパが
こういうタイプだったから
ずっとイケメンに憧れてたの。」


「バカ言うな。
俺の子供の未来はちっこい頃から
俺のコピーって言われてきて
これだけの美人なんだぞ。
ってことは俺の遺伝子のおかげだろ?」



パパの機嫌の悪さなんて
ママにとっては
ただ吠えてる犬にしか思ってない。



「それにさおまえは
先生がらみが好きだからな~
自分ができなかったからって
未来にさせようと思ったら
大間違いだぞ。」



「うっさいわね!!
いい?どっしり構えときなさい!!
うだうだ言ってんじゃないわよ!!」


ママに一喝されて
パパは新聞に目をおとした。



  さすがだな~~


お隣の夫婦もこんな感じだったな…
高校時代のカップルが
結ばれて結婚した。

だからいつまでも二人は
友達みたいにじゃれている。