「向こうから帰ってきてから
あんまり話してないの。」



「そっか・・・・。
俺も初担任だからさ・・・・
ちょっとどうなのかなって
学校が楽しそうじゃないんだよね。
彼女はいるようだけど……
今回も運動神経がいいから
ダンスにって
何人か誘ったけど
結局創作でって曲げなくてさ~」



「そうなんだ~
結構頑固だからね……」


意固地な時は
私が抱きしめてキスをすると
絶対笑うんだ。


 『未来にはかなわない』


私ははぁくんとの
甘い時間を思い出していた。


今は他の人が
はぁくんを抱きしめてるんだ……



「未来?」



「あ・・ごめんなさい…
ちょっとボーッとしてた。」




翔くんに見透かされたんじゃないかって
ちょっときょどってる……




「なんかわかったら
俺にも教えてね。」


翔くんはそう言って
はぁくんの話をやめた。