「それは…それは絶対
つらすぎるよ~」

私は はぁくんに抱きついた。


「おまえさ・・・・
俺だって充分辛い
辛すぎだよ………。
でもさあえてそれを願掛けにした。
おまえは俺とお菓子と
どっちが大事なんだ?」



私はしばらく考えて
「そういうことには
答えられない主義だから……」



「まったく~な~」



はぁくんは私をひざから
下ろして


「宿題…宿題」

背中を向けて勉強し始めた。



「ダ~リン~~ったら~」


背中に抱きついた。



「ほら ふざけないでさ。
教えてやらねーよ?」




「あ・・・ごめんなさい~
教えてくださ~い。
うつさせて下さい~」


隣のイスに座った。



「困った奴だな~」


はぁくんは 私のおでこに
デコピンして笑った。