「俺のことそうやって
どんどん嫌いになれ。」



私は切なくなって
体を起こすとまっさきに
はぁくんに抱きついた。


「未来・・・」



「なんで?どうして?
ほんとにそれでいいの?
私たちの長い年月が嘘だったって
ことになるんだよ?」



懐かしい胸の厚み


「はぁくんに褒めてもらいたくて
一生懸命頑張ってきたよ。
一緒に生徒会もしたくて
驚かせようって学校でも頑張って
家でも勉強してたよ……
帰ってきたら…それを
報告して……一杯キスして
もらおうって……」


私はまた涙が溢れだした。


「なのに…なんで?
あの人なの?」



一瞬はぁくんの腕が
私を強く抱きしめて


そして引き離した。



「ごめん・・・・
もう二人っきりにはならない。
心配しないから……」



「やだ・・・やだってば…」



私をベットに座らせて
はぁくんは足早に部屋から出て
階段を降りて行った。


「バカ…肇のバカ…」


また胸が一杯でキムチ丼が
食べられないじゃん・・・・