気配で目が覚めると
キムチ丼の匂いがした。


「ん……」


目が完全にさめて
私は驚いた。



はぁくんが目の前にた。



「ど…どうしたの?」


「おばさんに未来のこと聞きに来たら
メシをもっていってくれって言うから
持ってきたんだ。」



「あ…そうだったんだ
ありがとう……」



「具合は?貧血だったんだろ?
ちゃんと食ってないんだろ?」




はぁくんは怒ったように言ったから
ムカッときて


「誰のせいよ!!」と言ってやった。


はぁくんの顔が固まった。


「あ・・だよな……
ゴメンな……」



「あの人…学校も一緒って
聞いてなかったわ。」


私ははぁくんに背中を向けた。


「うん・・・」



「ひどいよ…どうして・・・?
どうしてそんなことするの?」


はぁくんは何も答えない。