大人はいつものように
大盛り上がり



「私…宿題あるから
先に行くね。」


後から


「肇~ビックリだろ?
あの未来がさ勉強するんだわ。
最近~成績も上がって来たし
国公立の大学も夢じゃないって
この間懇談で言われたんだぞ~~~」

パパが自慢してる。


  無神経なんだから



「未来は集中力があるから。
持続できればなんでも叶うよ。」


はぁくんの優しい声が
胸をキュンとさせた。



私は机に向かって
教科書をひらいたけど
とっても勉強する気にはなれない。




あの人は誰?



あの人は何?


二人になったら聞いてしまいそうで
私はあんなに心待ちにしていた
二人の時間を恐れてる……



  大丈夫だよね?


私たちこれからも
一緒にいれるよね?