最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥

車が動き出した。



私はシートに顔を埋めた。


「中野?中野?」


先生の声がしたけど
答えなかった。


「寝ちゃったのか?」


先生はCDのボリュームを下げた。



私は寝た振りをしていた。
先生も辛いことが
あったのかもしれないけど
私を見つけて
心配してくれて
一緒にいてくれたのかもしれない



申し訳ない気持ちになった。


高速に入って走りが
スムーズになった。


先生がつぶやいた。


「きれいごとだよ・・・・
夢なんてさ……
嫌いになったって言ってくれた方が
俺にとっては
きれいさっぱり終われるのにさ~」


先生は急にCDの音楽とともに
歌いだした。


先生の声は甘くてちょっと
かすれてて
セクシーだった。


先生の歌声を聞きながら
私も現実へと戻って行く。


はぁくんと離れていた一年


心も離れてしまったのかなって……