三分後


私は慌ている。


「待って 先生 待って!!
私も一応ね 女の子だからね……
せめて・・せめて
きりのいいところで
15分後で~~」


先生の笑い声


「三分は嘘だよ~
今学校だからさ
30分かな~ちょっと説明も
したいから
玄関先で5分くらいいいか?」



「はい~」


私は電話を切って


猛ダッシュ


さっきまでの生活が嘘のように


シャワーに飛び込み
髪の毛を高くおだんごにまとめた。



家の中をダッシュで駆けまわって

ホッと一息と同時に
インターフォンがなった。