「中野の家は
塚田の家の隣なんだってな。」



「そうです。」



「ほんとの幼なじみだね。」




「生まれた日も一日だけ私が遅くて
新生児室でも隣だったんだって。
それからずっと一緒です。」



「へ~ぇ~
すごいな~」


はぁくんのこと聞かれると
ちょっとチクリとした。


他の男の人にときめいてる私


生まれてからずっと
はぁくんしか目に入らなかった。



でも今 私は
まちがいなく先生に
ときめいている………



理屈をつけてきたけど
自分がコントロールできなくて
はぁくんに申し訳ない気持ちになった。



あたりまえにいた
大好きな人


あの日の誓いが全てだった


なのに今私は
他の人にときめいている……



 どーいうことよ?未来


 もう早く帰ってきてよ
 はぁくんがそばにいないと
 ダメだよ私………


自分が大嫌いになりそうだった。