「ね?好きだよって言って。
未来だけ愛してるって言って。」


「あと三分だ~」

はぁくんが笑う。


「早く!!早く!!」


「なんだよ俺のことだって
ほったらかしにしてたくせに~」



「してないよ~」



「ちょっとまえまでメール
めんどくさそうだったぞ。」



  あ…忙しかったから



「違うよ~学校めっちゃ忙しくて
学祭とかあったっしょ?」



「お~そんな時期だったんだ~
俺は今年は出られなかったけど
楽しかったか?
まぁ学祭って言っても中学の延長みたいな
とこあるけどさ。」


「今年は合唱じゃなくて
ダンスコンテストと
前夜祭には全校フォークダンスに
変わったんだよ~」



「マジ?やるじゃん
生徒会~~~」



 その一員が私だって知ったら
 ビックリするだろうね~


下から声がした

「もう時間だからね~」
ママの声



「うわ…マズい…」



「はぁくん!!早く言ってよ~」