はぁくんの抜けた穴に
私は無事に入りこんだ。


はぁくんは一年の
副会長だったけど私は
初心者ということで
生徒会の書記として
無難なポジションについた。

三年生から二年生に
世代交代の時期で
ちょうど秋にある
学祭の話を詰めていた。


「俺らも学祭が終わったら
引退だから
次は一 二年で盛り上げてくれよ。
今回の学祭の仕事をよく
頭に入れて来年はまたもっと
これ以上立派な内容になるように
頑張ってくれ。」


三年の生徒会長はもう
めっちゃおっつぁんだった。


子供がいますって
言ってもいい感じなくらい
落ち付いている。


リーダーシップのある
おっつぁんについて
私たちもいろんな勉強をし
議論を交わす。


「今年の二年にはパッとした奴が
いねーよな~」

三年生が会話してる。

「塚田に期待してたんだけどな。
留学しちゃったもんな~
来年戻ってきたらすぐ
生徒会に戻ってくれるだろうけど
どっちにしても二年はダメだ
やる気が感じられない……」



確かに二年生は積極的なタイプじゃない


おっつぁんの統率力の前では
おとなしくなるかもな……


ちいさくなってる二年生・・・・