「谷本 悠です! よろしく!」 君は幼稚園で年中の時に入って来た。 明るくて親しみ安い性格だった悠はすぐに、溶け込んだ。 悠も一人っ子だって聞いたから、私と一緒で溶け込めないんじゃないかと思っていたのに、悠はいとも簡単に溶け込んだ。 正直、狡いなって思った。私は溶け込めないのにって。 でも悠は優しかった。 「俺、悠。仲良くしよ?」 「え、…うん! 私、蒼輝。山深 蒼輝!」 私の初めての友達が悠だった。