「鮎川さん。昨日は大丈夫だった?」


教室の後ろから青柳君が歩いてくる。



あれれ青柳君は心配してくれるの?

恭平とは大違いだよ。



「うん、もう大丈夫だよ。

昨日は迷惑かけたみたいでごめんね?

あと、心配してくれてありがとね。」


「いいよ。元は俺が悪いわけだし。」


青柳君が悪い?

どういうことだよ。

まさかお前が私に酒飲ませたのかぁー!!

とは聞けずに、

女の子らしく軽く首を傾げる。