――…翌日の教室。


「恭平、おはよ。」


「あぁ。」


「私昨日、どうしちゃったんだろ?

カラオケん時から全然記憶ないんだよね。

どうやって家まで帰ってきたのかも覚えてないし。

気づいたら玄関で倒れてた。」


「はぁ~。やっぱり怖ぇ。」


怖い?

なんのことだよ。

それより昨日のこと!



「ねぇってば。」


「酒なんか飲みやがって…。

重たいお前を俺様がわざわざ担いで家まで送ってやったんだろぉが。

腕骨折するかと思った。」


骨折…


「最っ低!

可愛い女の子に向かって重いって失礼でしょ!

腕でも足でも、どこでも骨折しちゃえっ!!」



って…お酒?