「私ね、大好きなの。


……世界中のイケメンが♪


アメリカ人、フランス人、ついでに日本人。



はぁ~すっきりした。

なんか、好きな人のこと聞かれたら

これ言わないと落ち着かなくて。」


「チッ!俺様を目の前にしてよくそういうことが言えるよな?」


「どういうこと?」


「るせぇバカ女。」


またバカ?

私どれだけバカなんだよ。

ふんっ!

私だってもう知らないんだからっ!!


「ぢゃーね。
ア・ホ・の・恭平君。」


バタンッ


思い切り玄関のドアを閉めた。