「やっぱり…聞こえてたぁ?」 声だけで照れてるってすぐ分かる。 「俺、陽菜のこと好きっ!でも、恋したことないから今はまだよく分かんないの…」 「友達の好きかもしれないってこと?」 気持ちは複雑だけど、優しく聞いてみる。 「うん。だから…気持ちがはっきりしたらちゃんと言うね?それまで、待ってて?」 ちゃんと智晴考えてくれてるんだ…なんか、複雑だけどうれしい♪ あたしは軽くうなずいた。 .