「ん〜?ひ‥なぁ…?」 聞き慣れた可愛くて甘い声。 「ちっ‥智晴‥?」 智晴は寂しそうな顔をして人混みに消えていった。 えっ?! なんであんなに寂しそうな顔するのっ?! 驚いて慌てているあたしを不思議そうに見ている春。 …その夜、智晴が気になってあんまり眠ることができなかった。 .