この日も紗結と敦史は、一言も言葉を交わすことなく学校へと着いた。 昇降口でそれぞれは自分の下駄箱へと向かう。 そしてまた放課後、 この場所に集合して一緒に帰る。これがこの七人の日常だ。 紗結は奈津穂と一緒に教室の方向へと足を向ける。 すると、反対側の下駄箱から敦史が現れた。 いつもなら二人ともスルーなのだが、この日は違った。