紗結と敦史は人気の少ない階段下へ行くと、壁にもたれかかる。 紗結はゆっくりと口を開いた。 「昨日一晩ずっと考えてた。 宇田先輩のことも水沢くんのことも……」 敦史は黙って紗結の言葉を聞いていた。 紗結はギュッと手を握りしめた。 「あたし、水沢くんと付き合うことにした」