「昨日のこと…いつから気付いてた?」 紗結は他のみんなに聞こえないように、敦史に問いかけた。 「…最初から」 敦史は呟く。 「さ、最初っていつよ?」 紗結は少し焦りながら問いかける。 「お前、一目惚れだろ。 すぐに分かったよ」 敦史は紗結を見ながらバカにするような表情で言う。 紗結は悔しく思いながらも敦史から顔を背けた。 こんなに敦史と話したのは初めてかもしれない。 紗結はそう思った。