次の日。 紗結はいつものように孝人と電車を降り、 みんなのところへと向かった。 二人に気付いた美菜子、実紅、奈津穂が手を振る。 敦史は携帯をつついていて一瞬二人を見るとまた携帯に視線を戻す。 何故か豊の姿はなかった。 「はよ」 孝人は手をあげながら挨拶を交わす。 紗結はチラッと敦史を見た。 敦史も視線に気付き紗結を見る。 その瞬間、 紗結は目をそらした。 敦史はいきなり視線を外す紗結を、じっと見つめていた。