本当の愛を知った日



敦史は孝人を見つめる。

孝人の顔はどこか重苦しい表情をしていた。


「昼休み……ちょっと屋上来てくんねー?」


孝人は敦史から視線をそらして言った。


「……分かった」


不思議に思いながらも敦史は返事をした。

紗結はそんな2人を静かに見つめていた。