敦史は紗結に想いを吐き出した。 紗結に会って、思い切り抱きしめたい。 紗結は敦史の声を聞くと、優しく微笑んで言った。 『窓の外、見て?』 敦史は紗結に言われた通り、窓の外に目を向けた。 するとそこには、笑顔で手を振る紗結がいた。 敦史は携帯を投げ出すと部屋を飛び出した。 「紗結っ!!」 玄関のドアが勢いよく開いたかと思うと、 敦史が飛び出してきて紗結を思い切り抱きしめた。