「優はあたしへの愛より、自分の身の保全を選んだ。 あたしと付き合うことより、自分が助かることを選んだんだよ」 紗結は優をキッと睨みつけた。 優は信じられないといった顔をしていた。 「そんな人に、ついていこうなんて思わない」 紗結は突き放すように言い放ち、優から顔を背けた。 優の顔を見たくなかった。 泣いてしまいそうだったから。