本当の愛を知った日



あの日の言葉は本心じゃない。

嘘だった。


そう言う優に紗結は戸惑いを隠しきれない。

優はつらそうな顔で紗結を見た。


「あの日…紗結に暴言を吐いた女に俺、脅されてて……弱味握られてたんだ」


優は顔を押さえた。


「本当に紗結のこと好きだった……だけど別れないと、どうなるか分かんないって言われて……俺怖くて…ほんとに…ごめん」


優は必死に紗結に謝った。

紗結はそんな優を見つめていた。


「今でも紗結のこと好きだ……忘れられないんだ」