「あたしっ、早く優のこと忘れる、忘れるからっ………
その時はまた隣にいさせてっ…?」
紗結は泣きながら一生懸命敦史に伝える。
敦史は今までで1番強く紗結を抱きしめ言った。
「当たり前だろ……焦らなくていいから…ゆっくりでいいから、その時は俺の隣に戻ってこい」
「うんっ……」
敦史と紗結は、きつく抱き合った。
別れを惜しむかのように。
二人の未来は、きっとあると信じて。
「ありがとう」
紗結はそっと呟いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…