「会っちゃったかぁー。 ごめんな。俺、お前のことは遊びなんだわ。さっさと帰れよ」 優は紗結にそう言い残すとドアを閉めた。 紗結は何が起こったのかすぐに理解できなかった。 放心状態のまま歩いていると、ポタポタと涙が零れ落ちた。 いつの間にか空からは雪が降っていた。 そんな中、紗結はひたすら泣き続けた。 好きだったのに… 信じてたのに…