いつの間にか授業は終わり、 紗結の元には奈津穂が来ていた。 手にはお弁当を持っていて、お昼だということを示していた。 「紗結、今日ずっとぼーっとしてたね」 奈津穂は机をくっつけながら紗結に問いかける。 「んー」 紗結は窓の外を眺めながらこたえる。 なかなかお弁当に手をつけようとしない紗結を横目に、 奈津穂は卵焼きを口に運ぶ。 そして、紗結をからかうように問いかけた。