「どっか行こうか」 敦史はそう言って立ち上がり、紗結の頭をポンッと軽く叩いた。 紗結と敦史は出かける用意をすると玄関へと行った。 その時、 敦史の母親が顔を出した。 「あら? 出かけるの?」 敦史は母親を見ながら答えた。 「ああ。ちょっと遊び行ってくる」 「夕飯までには帰ってきてね。紗結ちゃん、今日の夕飯何がいいかしら?」 紗結は今日、敦史の家に泊まることになっていた。 紗結は笑いながら答える。