敦史は紗結をチラッと見る。 紗結はねだるように上目遣いをした。 「…お前、きもい」 敦史は嫌がるような顔をして言い放った。 紗結は頬を膨らまして敦史の頭を叩いた。 「アツのバカ!」 紗結はそう言うと敦史に背を向けて座った。 敦史は笑いながら紗結を後ろから抱きしめた。 「嘘だって! めっちゃ可愛かったよ」 敦史がそう言うと紗結は照れ隠しをするように拗ねた。 敦史はそんな紗結を更にギュッと抱きしめた。