そこにいたのが、

豊、実紅、美菜子、敦史の4人だった。

みんな気さくな性格のため、紗結はすぐに馴染むことができた。


その中で、敦史ははじめから無愛想だった。

最初の挨拶は何も喋らずただおじぎをしただけだった。


そんなはじめだったからこそ、

紗結はなかなか近付くことができなかったのかもしれない。