ワタシノタイヨウ

次の日…。
今日は部活の無い日だ。


私は朝からご機嫌で、授業にもあまり身が入らない。


放課後が来るのが待ち遠しくてならなかった。




「ねぇ、カスミ聞いてる?!」


お昼休みツキコと向かい合って食事をしていた。


ツキコの何度目かの呼びかけで、やっと気がつく私。


『んっ、何?』


「もうっ!心ここにあらずって感じだね。まあ、いいけど。」


ツキコは呆れたように言う。


毎週部活の無い日はこんな感じだったので、ツキコも馴れてしまったようだ。


「まあ、幸せそうで何よりだよ」


ツキコはニッコリと微笑む。


『ツキコだって幸せでしょ。』


「当たり前じゃん。」


二人顔を合わせて微笑んだ。



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