「動き出したんだ。」 いきなり真剣な表情を見せるstay。一瞬、背筋が凍った。 「動き出したんだよ…本当の敵が。」 「本当の…敵?」 『本当』 何故か、その言葉が引っかかる。 「何だよ『本当』って。まるで、今まで闘ってきた奴等が全部敵じゃ無いみたいな言い方じゃねぇか。」 頭が混乱する。 一体、どういうことだ? 「言い換えればそういうことだな。今までの敵なんて目じゃないぜ。」 「…!」