魔物のレベル? 「どういうことだよ?」 俺の代わりに渚が言った。 「俺が戦った奴等は、頭もキレて運動神経も発達していた。 あんな奴、人間界には存在しない。」 沈黙が広がる。 皆言葉が理解出来なかった。 「人間界には存在しないってことは、魔界から出てきたってことか?」 夾の質問に愁は首を横に振る。 「まだ分からない。けど、異常事態なのは確かだ。 これから何か起こる可能性が高い。」