「何だよ、皆暗い顔して…。」 「何だよって…。」 皆言葉が出て来ない。 無理に普通を装う愁に、かける言葉が、見つからない 「愁、大丈夫なのかよ?」 やっと喋ったのは直だった。 「当たり前だろ?こんなのでやられる訳ねぇよ。」 嘘だ 俺だって闇の傷を受けたんだ どれだけ苦しいかなんて、よく分かる。 「とにかく、皆に報告がある。」