「華っ!」


年末でセールやりほうだいのセンター街



その入り口の広場で、一人制服でウいている少女



「あっ、海~!」


華は俺に向かって笑顔で手を振った。



「悪い!遅くなって…。」


「私も補習終わって今来た所だから大丈夫だよ。」



そう言ってまた笑う華


自然と俺もつられて笑えてくる。


「んじゃ、行くか。」


「うん!」



手を繋いで



俺達は歩き出す




ついこの間まで離れていた温もり





もう二度と離れることはないように





俺達は固く繋ぎ合ったーーー