spiral "again"


彼女は持っていた紅茶をテーブルに置いた。


「さすが海さん。來が認めた人ですね。」


ということは…俺は試されていたってことか?



この、たった13歳の少女にーー



「はぁ…。」


俺は無意識に溜め息を吐いていた。



「ホントに…お前等扱いにく過ぎ。」



俺の言葉に、彼女はエヘ、と笑った。




「んじゃ、本題に入るわ。」